1つの音符を3・5・7等の奇数で割り、均等の長さで鳴らすのが連符です。連符にも数種類ありますが、4分音符を三等分した1拍3連符(いっぱくさんれんぷ)と、2分音符を三等分した2拍3連符(にはくさんれんぷ)が特に多いので、ここでもそれら2種類のベースラインを練習していきましょう。
1拍3連符
大きな譜面を開くハーフポジションで弾く
数字で3と括ってある音符が1拍3連符で、始めて聴く人にも分かり易いリズムだと思います。また、ハーフポジションというのは人差し指が1フレット目にある状態の事です。1フレット目を人差し指、2フレット目を中指、3フレット目を小指で押弦してやりましょう。
2拍3連符
大きな譜面を開く2拍3連符は忘れやすい
4・8小節目に見られるのが2拍3連符です。2拍3連符は覚えたと思っていても、翌日にはすっかり忘れてしまう事の多いリズムです。なので、頭の中でも小豆に2拍3連符を鳴らして確認すると良いでしょう。詳しくは別カテゴリの、2拍3連符は2分音符を三等分したリズムを参照してください。
1拍3連符の中抜き
大きな譜面を開く1拍3連符で刻む
1拍3連符の真ん中が休符というのが主体のリズムで、タッタタッタと刻んでいるのが分かります。これは1拍3連符の中抜き等と言われ、ベースラインにもよく登場するリズムです。また、スローテンポなので走ってしまわないようにも気を付けましょう。
アウフタクト
大きな譜面を開くアウフタクトで始まる
出だしのベースラインですが、カウントの途中から始まっています。こういった始まり方をアウフタクトと言い、これまでにも見聞きした事があると思います。ここでは2拍目のウラから入っており、シャッフルもかかっているので、比較的に難しいアウフタクトかと思います。
1拍3連符の頭抜き
大きな譜面を開くゴーストノートでも良い
1拍3連符の頭が休符になったベースラインもよく見られます。このリズムが取り辛ければ、一旦は頭の休符をゴーストノートにしてしまいましょう。そうすると、ピッキングだけは1拍3連符と同じになるので、先ずはそれでリズムを計るのも良いでしょう。
ハンマリング
大きな譜面を開く開放弦からのハンマリング
3・7小節目に見られるのが開放弦からのハンマリングで、弦高の設定によっては十分な音を出すのさえ難しい事があります。また、3小節目と7小節目では音符が違ってくるので、リズムを崩しやすい小節でもあります。音源をしっかりと聴いてやりましょう。
2拍3連符の連続
大きな譜面を開くベースラインを歌う
7・16小節目にかけて2拍3連符が連続しており、こういったベースラインもよく使われます。譜面だけではリズムが分かり辛いですが、音源を聴くと直ぐに分かると思います。更にそれを「ターターター」などと歌ってやるとリズムも体に入ってきやすく、そのまま歌いながらベースを弾くと良いでしょう。
- 1拍3連符は分かり易いリズム。
- 2拍3連符は忘れやすいリズム。
- リズムの取り辛いベースラインは歌う。