連符(れんぷ)というリズムは、ある1つの音符を均等にバラしてやり、連続で鳴らす音だと思ってください。連符にも種類がたくさんありますが、ここでは連符の基本とも思われる4分音符を三等分する1拍3連符(いっぱくさんれんぷ)2分音符を三等分する2拍3連符(にはくさんれんぷ)の二種類を練習していきましょう。

連符の練習ベースライン

ハーフポジションで弾く

僕がレッスンでも使っている、1拍3連符に慣れる為の譜面で、1・2・3小節目なら4拍目に見られるように、1拍3連符は8分音符が3つで1セットの音符です。1拍3連符は比較的わかりやすい連符なので、音源を聴けば直ぐにリズムはつかめるでしょう。この譜面ではポジション移動を必要とせず人差し指が1フレット目に位置するハーフポジションで弾き切ってやりましょう。

2拍3連符は忘れやすい

4小節目と13小節目と16小節目の三ヶ所に見られる、4分音符が3つ分カッコで括られているのが2拍3連符です。2拍3連符を算数的に考えると、2分音符が1回鳴っている間に、均等な長さで3回の音を鳴らしてやります。頭では分かっていても、実際に演奏するとなると、全く弾けないことが多いので、先ずは音源を聴いてリズムをつかみましょう。また、1拍3連符に比べると2拍3連符は忘れやすいリズムなので、弾けていたとしても、数時間後には弾けなくなっていることも多いです。

1拍3連符の真ん中が休符

1拍3連符を歌ってみると「タタタ」というリズムですが、この譜面にも見られる1拍3連符の真ん中が休符になる「タッタ」というリズムもよくあり、それがこの譜面の基本リズムになっています。音を切って刻むことを、カッティングなどと言いますが、そのカッティングをきっちりと、フィンガリング出来ているかがポイントです。

タイ記号で繋がる1拍3連符

純粋な1拍3連符なら「タタタ」と鳴らせばいいので簡単ですが、タイ記号で繋がる1拍3連符になってしまうと、リズムもまたややこしくなります。9小節目から見られるのは「タイ記号+1拍3連符」というリズムなので、1拍3連符の頭の音だけは、前の音と繋がっています。その分だけ音を伸ばせばいいのですが、演奏するとなると厄介なリズムです。音源をよく聴いて覚えてしまうのもいいですし、一度タイ記号を外して弾いてみるのも、リズムをつかむ良いヒントになります。

1拍3連符とハンマリング

ハンマリングは弦を押さえている状態からする、と教えられることが多いでしょう。しかし0フレットの開放弦からもハンマリングすることも多々あります。弦高の高さにも左右されますが、開放弦からのハンマリングは、音が小さくなってしまう傾向にあります。なので、弦を押さえている状態からのハンマリングより、少し強めのハンマリングを意識してやると、音の輪郭も出しやすいかと思います。7小節目は1拍3連符に、ハンマリングが絡んでくるので、難しいフィンガリングになるでしょう。

連続する2拍3連符のベースライン

全体的に8分休符が目立つ譜面で、それにより、軽快なベースラインを作りだしていると思います。8分休符から入る小節も多いので、しっかりと休符分だけ待てるように、休符も読めるようにしましょう。この譜面だと7小節目や16小節目に見られる2拍3連符が連続するベースラインが特徴的で、実際の曲でも2拍3連符が並ぶことは多いです。2拍3連符は1回だけより2回3回と連続してた方が、リズム的には分かり易いと思うので、深く考え過ぎないで、耳と体で覚えてしまうのも良いでしょう。

休符をゴーストノートにする

1拍3連符の中抜き休符は、このページでも説明しましたが、休符は頭に来ることもあります。それを歌い文字に表すなら「ウタタ」となり、頭の「ウ」は休符なので弾かない分けです。しかし、1拍3連符の頭を休符にして弾くのは、リズムを取るのにも苦労すると思います。どうしても頭の休符が取りづらい場合は、その休符をゴーストノートにしてやると、ピッキングだけは1拍3連符と同じになるので、リズムが取り易くなるかもしれません。12小節目などは1拍3連符の休符が、最初と最後に来ていて難しく、そういった場合も休符をゴーストノートにして、リズムをつかむと良いかもしれません。

始まりはアウフタクト

全体を通して難しいベースラインと言えるでしょう。先ず引っかかってしまうのが、最初の入り方かと思われます。それは1拍目から始まっていないので、弾き始めるタイミングが難しいためです。4分休符があると分かりやすいのですが、それは省略しており、2拍目の裏から始まっています。このような1拍目以外から弾き始めることをアウフタクトと言います。アウフタクトはタイミングが取りづらいのが特徴的なので、曲が始まる前から、しっかりとカウント取っておくことがポイントかと思います。アウフタクトは日本語で弱起(じゃっき)と呼ばれます。