ポピュラー音楽の多くは「イチ・ニー・サン・シー」と繰り返すリズムの、4分の4拍子で作曲されています。これが「イチ・ニー・サン」と繰り返したならワルツ(4分の3拍子)というリズムに変わり、ベースラインの感じ方や雰囲気も、大きく変わったものになるでしょう。拍子記号も分数で「4分の3」と表記されているのが分かります。

ワルツの練習ベースライン

FineとD.C.の効果

ワルツのリズムに慣れてもらう為に、レッスンでも使用している譜面です。薬指を使っても問題ありませんが、譜面にも指示があるように、2フレット目を人差し指、3フレット目を中指、4フレット目を小指で押弦していけば楽だと思います。8小節目にあるFine(フィーネ)は終わりを意味しますが、1回目の無視して通り過ぎます。16小節目にあるD.C.(ダ・カーポ)は曲頭の1小節目に戻ることを意味し、2回目の8小節目のFineで終わります。FineD.C.は、この後にも出てくるので、覚えておきましょう。

カッコ1とカッコ2の小節

最後の16小節目にある付点4分音符と8分音符のリズムと、1弦から4弦へ飛ぶフィンガリングに、少し戸惑うかもしれませんが、それほど難しいベースラインではないでしょう。9小節目がカッコ1で、その進行順は8小節目から9・10・11・12小節と進み、12小節目のリピート記号で5小節目へ戻ります。次は9小節目から12小節目は飛ばし、8小節目からカッコ2の13小節目へと進んでください。カッコの小節はバンドスコアでも、頻繁に使用されています。

運指押弦は自分で考えられる

14小節目の1弦2フレットは、前の小節からの流れもあり、僕は人差し指のセーハで押弦していますが、他の指でも構いません。15小節目の2弦2フレットの中指、または人差し指から、16小節目の3弦3フレットの、小指へのフィンガリングは少し窮屈ですが、上手く指を畳んで押弦してください。また、他に押さえやすい運指があれば、それでも問題ありません。初心者で慣れないうちは、指示通りの運指押弦が無難ですが、慣れてくれば運指押弦は自分で考えられるようになるものです。

8分音符を跳ねて弾く

譜面の冒頭にシャッフル記号があり、これは8分音符を跳ねるようにして弾くという音楽記号です。8小節目までなら2・3・6小節に、8分音符が2つ続く音があり、前の8分音符と後ろの8分音符の、音の長さが違ってきます。また、8小節目にある「8分休符+8分音符」もシャッフルのリズムで、跳ねる意識を持って演奏してやりましょう。先ずは音源をよく聴いて、シャッフルのリズムを掴んでください。

運指は3フレット4フィンガー

運指押弦には大きく分けて二種類ありますが、このワルツの譜面は3フレット分に4本の指を使う3フレット4フィンガーで押弦してみましょう。7小節目は4フレット3フィンガーではない運指、のように思えますが、2弦4フレットはスタッカートで音を短く切り、その間にポジション移動が可能なので、3フレット4フィンガーの運指を継続させながら、ポジション移動をしてやります。

小指が続くポジション移動

1小節目から4小節目までは、指を伸ばしての押弦も可能で、それならばポジション移動は必要ないでしょう。しかし、5小節目はどういった押弦をするにせよ、必ずポジション移動を必要とします。僕は譜面にもあるように、1弦1フレットから4フレットを、人差し指でのポジション移動、という運指をとります。1弦4フレットを小指、1弦5フレットも小指、6小節目の1弦6フレットも小指、という運指でも構いませんが、小指が連続するポジション移動は難しい運指になってしまうかと思います。

4フレット4フィンガーのメリット

13小節目と14小節目を除けば、3フレット目を人差し指、4フレット目を中指、5フレット目を薬指、6フレット目を小指で押弦していく、4フレット4フィンガーの運指をとっており、この間はポジション移動が必要ありません。4フレット4フィンガーに慣れてない人は、特に薬指と小指の押弦に苦戦する人が多いですが、慣れれば非常に重宝する運指です。11・12小節目のように4フレット4フィンガーは動きの多いベースラインにメリットがあるかと思います。

指板を見ないで演奏する

1小節目の4弦6フレットと3弦8フレットは、人差し指と小指(または薬指)での押弦になり、5小節目までは同じフレットの間隔です。出来ればこの間隔を指に覚え込ませ、ポジション移動の時も指板を見ず、押弦できたなら最良です。その後の6・7・8小節目までなら、指板を見ないで弾くことも、難しくはないと思います。そこから先は複雑な運指も出てくるので、指板に目が行くのも仕方ないですが、時々チラ見する程度に弾ける、のを目標にしてください。音楽活動を続けていくと、譜面を見ながら弾く機会も出てくると思うので指板を見ないで演奏するということにも慣れていきましょう。

リピート記号で戻ってきた2回目の9小節目ですが、間違えてタイ記号なしで弾いてしまっています。