ボサノバは1950年代の後半に、ブラジルで始まった音楽とされています。あくまで基本ですが、ボサノバのベースラインはルートと5度で構成されており、シンプルなのが特徴でしょう。それについての詳しくは別カテゴリの、完全5度のベースラインはボサノバ風を参照してください。
休符とボサノバ①
大きな譜面を開く休符を使うボサノバ
凡そボサノバの基本とされるベースラインで、運指的にも簡単なものかと思います。所々で休符が使われているのも、このボサノバベースの特徴かと思います。
休符とボサノバ②
大きな譜面を開く休符を使わないボサノバ
今度の1~3小節目では休符を使っておらず、このようなボサノバベースもよく使われます。休符の有り無しでベースラインの印象が、大きく変わってくるのも分かると思います。
下の完全5度
大きな譜面を開く下の完全5度も使える
上記の1・2・5・6小節目はルートに対して、下の完全5度が使われているボサノバベースです。上下の完全5度を使い分ける事で、また違ったボサノバベースの雰囲気が出せるでしょう。
怪しい雰囲気のボサノバ
大きな譜面を開くコードに含まれない音
1小節目を例に挙げると、2弦3フレットと3弦3フレットはコードに含まれない音です。こういう音を少し使ってやると、怪しい雰囲気のボサノバベースを演出できるかと思います。
軽快なボサノバ
大きな譜面を開くスタッカートは約半分
最後は軽快なリズムのボサノバベースです。音符の上下に付いている点はスタッカート記号で、その音符を約半分の長さに区切って弾きます。音が伸びすぎないように気を付けましょう。
このページのまとめ
- ボサノバはブラジルが起源の音楽。
- ボサノバベースの基本はルートと5度で作る。
- 休符の有無や上下の5度で雰囲気は大きく違う。