ベースラインの基本練習にもよく用いられるのが、8(エイト)ビートと言われるリズムです。8ビートは8分音符の事だと思えば良いですが、その他の音符も使われたりします。因みに8ビートは和製英語なので、英語圏では「8th note rhythm」や「8th note feel」と言われます。
開放弦と8ビート
開放弦で運指が違う
TAB譜面を見て弾く人が多いと思いますが、①は4弦0フレット以外の開放弦を使っておらず、②は開放弦を使ったTAB譜面です。これにより運指も大きく違ってくるので、弾き比べてみましょう。
休符を読む練習の8ビート
大きな譜面を開く休符を感じる
12小節目以外は全てに休符が使われています。特には4小節目の付点4分休符の長さと、9小節目が8分休符から入っている個所に注意して、先ずは音源で休符を感じ取ってみてください。
スタッカートと8ビート
大きな譜面を開くスタッカートで約半分
4分音符に付いている黒い点はスタッカート、という音楽記号です。これが付いている音符は約半分の長さになるので、4分音符の場合だと8分音符の長さに刻んで弾いてやりましょう。
ハンマリングとプリングの8ビート
大きな譜面を開くハンマリングとプリングの運指
ハンマリングやプリングは人差し指を中心に、フィンガリングをする事が多いと思います。しかしここでは先ず、譜面に書いてある通りの運指でハンマリングとプリングに挑戦してみてください。
運指の方法と8ビート
大きな譜面を開く手の大きさに合わせた運指
大変なのが11小節目からの運指で、手を大きく広げないと押弦できません。それでも無理な人はポジション移動の運指をとる事になりますが、テンポも速めなので素早く正確な運指が必要です。
タイ記号と8ビート
大きな譜面を開くタイ記号でリズムを崩す
同じ高さの音符同士を結び、1つの長さになるのがタイ記号です。頭では理解していても、タイ記号でリズムを崩す事は非常に多いです。先ずは無理のないテンポから、音の長さを確認してみましょう。
押弦に迷う8ビート
大きな譜面を開く押弦も一通りではない
実際にある洋楽のベースラインですが、最初はどの指で押弦しようか迷うかと思います。僕は譜面にある通りの押弦ですが、押弦方法も一通りだけではないので、色んな押弦を試してみてください。
バレーと8ビート
大きな譜面を開くバレーは無駄のない運指
2弦4フレットを人差し指の指先より下で押弦し、次の3弦4フレットを人差し指の指先で押弦します。こういった運指をバレー(セーハ)と言い、これが最も効率的で無駄のない運指と言えるでしょう。
- 8ビートは8分音符が中心のリズム。
- 開放弦の有無で運指は大きく変わる。
- 運指押弦はベーシストにより違う。