16分音符(16分休符)については、過去のページで説明しましたが、もっと複雑なリズムが沢山あります。特にはタイ記号が絡んでくると、リズムが取れなくなる、という人も多いです。先ずは16分音符の復習をして、そこからリズムパターンを、タイ記号や休符で難しくしてみます。

16分音符と16分休符

  • 通常の小節
    通常の1小節の画像
  • 1拍ずつに区切った簡略小節
    1拍ずつに区切った簡略小節の画像

1小節でリズムを練習

先ず最初に●は通常の1小節で、以下でも1小節のみで、リズムを練習します。そして、それを1拍ずつに区切り、1小節を簡略したものが▲です。こうしてやると、1~4拍目の拍の頭が把握し易く、分かり易いかと思います。また、テンポを決めるBPMは、以下からも上記と同じ90です。

歌い方の文字は自由に

これまで通り、青色のは音が鳴るポイントで、緑色のは音が伸びている部分、桃色のは休符です。意味が理解できていたら、歌い方は何でも良いので、自分の好きな文字で歌ってください。

  • 16分音符だけの4拍
    16分音符だけの4拍の簡略小節
  • 2~3拍目にタイ記号
    2~3拍目にタイ記号の簡略小節
  • 1~4拍目にタイ記号
    1~4拍目にタイ記号の簡略小節

タイ記号の音を大げさに歌う

❶は16分音符だけの4拍で、これが簡単に歌える人も、タイ記号を加えた❷や❸になると、歌えなくなる人もいます。そういう場合は、タイ記号で伸ばしているを、先ずは大げさに歌ってみましょう。それでタイミングが分かったら、前の音のから自然に、伸ばす音に持っていきます。

  • 2~3拍目にタイ記号
    2~3拍目にタイ記号の簡略小節
  • 拍の真ん中に16分休符
    拍の真ん中に16分休符の簡略小節
  • 拍の最初と最後に16分休符
    拍の最初と最後に16分休符の簡略小節

休符が入ると難しくなる

先程の❷から14拍目に、16分休符を加えたのが❹と❺です。歌えていたタイ記号も、休符が入ると歌えなくなる、という人も居ます。先ずは休符が入った14拍目を、集中的に練習するのも良いでしょう。

  • 16分音符だけの4拍
    16分音符だけの4拍の簡略小節
  • 16分休符が2つ続く1~3拍目
    16分休符が2つ続く1~3拍目の簡略小節
  • 8分休符1つで表す1~3拍目
    8分休符1つで表す1~3拍目の簡略小節
  • +タイ記号
    +タイ記号の簡略小節

先ずは16分休符で歌う

16分音符だけの❶から、連続する16分休符2つ、を加えたのが❻です。これは8分休符1つと同じなので、通常は❼と表しますが、先ずは休符と文字数が一致する、❻で練習した方が、分かり易いかもしれません。これが歌えたら、タイ記号が加わった❽も、練習してみてください。

  • 16分音符だけの4拍
    16分音符だけの4拍の簡略小節
  • 隣り合わない16分休符2つの1~3拍目
    隣り合わない16分休符2つの1~3拍目の簡略小節
  • 8分音符とスタッカートで表す2拍目
    8分音符とスタッカートで表す2拍目の簡略小節
  • +タイ記号
    +タイ記号の簡略小節

隣り合わない16分休符

今度は隣り合わない16分休符2つ、を加えたのが❾です。分かりやすいところでは、2拍目を❿のように、8分音符とスタッカートを使い、表す事も出来るでしょう。これが歌えたら⓫の、タイ記号ありに挑戦してみてください。

  • 16分音符だけの4拍
    16分音符だけの4拍の簡略小節
  • 連続する16分休符3つの2・4拍目
    連続する16分休符3つの2・4拍目の簡略小節
  • 付点8分休符に直した2・4拍目
    付点8分休符に直した2・4拍目の簡略小節
  • +タイ記号
    +タイ記号の簡略小節

付点8分休符に直せる

連続する16分休符3つ、を加えたのが⓬です。これは付点8分休符に直せるので、⓭で表すのが通常です。⓮は更にタイ記号が加わっており、迷う場合は先述した通り、を意識して歌ってやりましょう。

  • 16分音符だけの4拍
    16分音符だけの4拍の簡略小節
  • 16分休符3つの2・4拍目
    16分休符3つの2・4拍目の簡略小節
  • 16分休符と8分休符で表す2・4拍目
    16分休符と8分休符で表す2・4拍目の簡略小節
  • 8分音符のスタッカートで表す2・4拍目
    8分音符のスタッカートで表す2・4拍目の簡略小節

異なる表記でも同じリズム

1つだけ隣り合わない16分休符3つ、を加えたのが⓯です。16分休符2つは8分休符1つ、に直せるので⓰と出来ます。また⓱のように、8分音符のスタッカートを使って、表す事も出来るでしょう。このように同じリズムでも、幾つかの表現があります。

8分音符と16分音符

  • 8分音符と16分音符の結合リズム(2・3・4拍目)
    8分音符と16分音符の結合リズム(2・3・4拍目)の簡略小節
  • タイ記号で表した結合リズム(2・3・4拍目)
    タイ記号で表した結合リズム(2・3・4拍目)の簡略小節

8分音符との結合リズム

16分音符は8分音符と結合して、1拍とするリズムが、非常によく出てきます。❶の234拍目がそれで、これを強引にタイ記号で表すと、❷のようになります。こうしてやると、音符と文字が一致するので、最初は分かり易いかもしれません。

  • タアタカ┃タカタア(2・3拍目)
    タアタカ┃タカタア(2・3拍目)の簡略小節
  • タアタカ~アカタア(2・3拍目)
    タアタカ~アカタア(2・3拍目)の簡略小節

23拍目にタイ記号

❸は23拍目のタカタカタを、先ずは歌えるようにします。❹はタイ記号が付いており、文字だけで見ると、3拍目の頭をに変えるだけですが、これが中々に難しいものです。

  • タカタア┃タアタカ(2・3拍目)
    タカタア┃タアタカ(2・3拍目)の簡略小節
  • タカタア~タアタカ(2・3拍目)
    タカタア~タアタカ(2・3拍目)の簡略小節

4分音符と同じ長さ

同じように❺は、23拍目のタカタタカに、タイ記号を付けてやります。タイ記号の付いた❻の長さは実質、4分音符と同じになりますが、リズムを歌う時は、それを意識する必要はありません。

  • タカアカ┃タカアカ(2・3拍目)
    タカアカ┃タカアカ(2・3拍目)の簡略小節
  • タカアカ~アカアカ(2・3拍目)
    タカアカ~アカアカ(2・3拍目)の簡略小節
  • タカタカ~アカアカ~アカアカ~アカタカ(1・2・3・4拍目)
    タカタカ~アカアカ~アカアカ~アカタカ(1・2・3・4拍目)の簡略小節

タイ記号なしから歌う

❼は23拍目ともに、タカのリズムで、それにタイ記号を付けたのが❽です。これが歌えたら、1~4拍目にタイ記号が付く、❾にも挑戦してみましょう。タイ記号のリズムが歌えなかったら、先ずはタイ記号を外して、歌えるようにする、というのがポイントです。

付点8分音符と16分音符

  • 付点8分音符と16分音符の結合リズム(2・3拍目)
    付点8分音符と16分音符の結合リズム(2・3拍目)の簡略小節
  • タイ記号で表した結合リズム(2・3拍目)
    タイ記号で表した結合リズム(2・3拍目)の簡略小節

付点8分音符との結合リズム

16分音符は付点8分音符とも結合して、1拍とするリズムが、頻繁に出てきます。23拍目がそれで、2拍目は付点8分音符が前、3拍目は付点8分音符が後、の結合リズムです。これをタイ記号で表したのが❷で、付点8分音符は16分音符3つ分、というのが分かると思います。

  • タアアカ┃タカアア(2・3拍目)
    タアアカ┃タカアア(2・3拍目)の簡略小節
  • タアアカ~アカアア(2・3拍目)
    タアアカ~アカアア(2・3拍目)の簡略小節

クリックを意識する

❸の23拍目は先程も見た、アアタカアアのリズムです。それにタイ記号を付けたのが❹で、3拍目の頭のは、クリックが鳴るのと同じタイミング、というのを意識しましょう。

  • タカアア┃タアアカ(2・3拍目)
    タカアア┃タアアカ(2・3拍目)の簡略小節
  • タカアア~アアアカ(2・3拍目)
    タカアア~アアアカ(2・3拍目)の簡略小節

シンプルに考えるのも良し

❺は先程の23拍目が入れ替わった、タカアアアアのリズムです。これにタイ記号を付けた❻ですが、❺の3拍目のが、単にに変わっただけと、シンプルに考えるのも良いでしょう。

  • タアアカ┃タアタア(2・3拍目)
    タアアカ┃タアタア(2・3拍目)の簡略小節
  • 16分音符とタイ記号で表した8分音符2つ(3拍目)
    16分音符とタイ記号で表した8分音符2つ(3拍目)の簡略小節
  • タアアカ~アアタア(2・3拍目)
    タアアカ~アアタア(2・3拍目)の簡略小節
  • タアアカ~アアタア(3拍目を8分音符に戻す)
    タアアカ~アアタア(3拍目を8分音符に戻す)の簡略小節

8分音符を16分音符に合わせる

❼の3拍目の8分音符ですが、16分音符とタイ記号で表すと、❽のようにもなります。23拍目にタイ記号を付けたのが❾で、これは8分音符を使った、❿で表すのが通常です。❼から❿が歌えない時は、❽と❾を経由してから、考えても良いかと思います。

1小節ずつ紐解く

もっと複雑なリズムはありますが、ここで説明したきたように、1小節ずつ紐解いていけば、大抵のリズムは、歌えるようになると思います。

記事終了
このページのまとめ
  • 16分音符はタカタカを基本に考える。
  • 16分音符は8分音符や、付点8分音符の結合リズムも多い。
  • タイ記号のリズムは、タイ記号なしのリズムから歌う。