これまでの音符と休符を、難なく歌えてきた人でも、先ず苦戦するのが16分音符(16分休符)かと思われます。16分音符だけなら難しくありませんが、そこに16分休符や8分音符が加わると、途端に難しくなります。先ずはこれまでのように、4分音符を基準にして、16分音符の長さから把握しましょう。
16分音符
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4分音符と16分音符の記号と長さ
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8分音符と16分音符の記号と長さ
16分音符は0.25
これまで通り4分音符を1.0とすると、16分音符は4分の1に当たる0.25です。4分音符の半分の長さが8分音符で、更に半分の長さが16分音符、という事になります。先ずは4分音符と8分音符から、16分音符はどれくらいの長さになるか、というのを頭に入れておきましょう。
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連桁なしの16分音符
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連桁ありの16分音符
16分音符の連桁は2本
❸のような単独の16分音符を、先ず見る事はありません。8分音符がそうであったように、16分音符も❹のように、連桁(れんこう)で繋げて、見易くするのが通常です。ただ8分音符とは違い、16分音符の連桁は2本なので、気を付けてやりましょう。
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4分音符
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8分音符
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16分音符
16分音符4つを歌う
❺と❻は復習になりますが、それらと❼の16分音符4つとを、聞き比べながら、歌えるようにしておきましょう。やはり16分音符も歌って覚える、という事をしていきますが、歌い方は自由です。ここではタカタカと歌わせていますが、タタタタやドコドコなど、歌い方は自由で構いません。
16分休符
16分休符は16分音符から
次は16分休符を見ていきますが、これが非常に難しいかと思います。16分休符を把握するには、先程も見た16分音符4つを、確実に歌えるようにしましょう。そこに16分休符を加えていき、以下のように歌っていきます。これまで通り地味な作業ですが、これが最も早く覚えられる、方法かもしれません。
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16分休符が1つ目
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16分休符が2つ目
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16分休符が3つ目
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16分休符が4つ目
16分休符が1つのリズム
❶~❹は16分休符のウが、順番にずれているのが分かります。クリック音を意識して、拍の頭が何処なのかを、把握しておくのがポイントです。
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16分休符が1・2つ目
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16分休符が2・3つ目
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16分休符が3・4つ目
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16分休符が1・3つ目
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16分休符が2・4つ目
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16分休符が1・4つ目
16分休符が2つのリズム
❺~❿は16分休符が、2つ入ってくるリズムです。矢印が拍の頭で、クリックが鳴っている場所です。また❻を例に挙げると、16分休符が2つ並ぶ場合、8分音符1つで表す、というのが通常です。
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16分休符が1・2・3つ目
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16分休符が1・2・4つ目
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16分休符が1・3・4つ目
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16分休符が2・3・4つ目
16分休符が3つのリズム
最後の⓫~⓮は16分休符が、3つ入るリズムです。これは次のページで説明していますが、16分休符が3つ並ぶ場合、付点8分休符1つで表す、というのが通常です。
8分音符と16分音符
8分音符との合体リズム
16分音符は他の音符と合体する事もあり、代表的で非常に多く見られるのが、上記の8分音符との合体リズムです。連桁1本が8分音符、連桁2本が16分音符を表しており、これまた複雑なリズムを作ります。しかし、次のように考えてみると、楽になるかもしれません。順番に見ていきましょう。
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8分音符+16分音符×2
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16分音符4つの1・2つ目がタイ記号で結ばれたリズム
タアタカとタイ記号
❶のタアタカのリズムは❷のように、16分音符4つの1・2つ目が、タイ記号で結ばれたリズムと同じです。音符と文字のアが一致するので、最初はリズムが視覚的にも、分かり易いかと思います。
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16分音符×2+8分音符
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16分音符4つの3・4つ目がタイ記号で結ばれたリズム
タカタアのリズム
❸のタカタアのリズムは❹のように、16分音符4つの3・4つ目が、タイ記号で結ばれたリズムと同じです。先程のタアタカのリズムとも、よく連続で使われるので、混同してしまいます。
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16分音符+8分音符+16分音符
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16分音符4つの2・3つ目がタイ記号で結ばれたリズム
タカアカのリズム
❺のタカアカのリズムは❻のように、16分音符4つの2・3つ目が、タイ記号で結ばれたリズムと同じです。両側の16分音符と、真ん中の8分音符の、連桁の書かれ方に注目しておきましょう。
リズム練習
拍の頭を意識して歌う
先程も言いましたが、クリック音の鳴る部分が、拍の頭になります。その拍の頭で足や手を打ち、歌ってやると、よりリズムを掴み易いと思うので、その癖をつけておきましょう。
休符が入ると見た目も複雑
16分休符が歌えない理由に、見た目が複雑になり、何処までが1拍分か分からない、という事が言えます。先ずは1拍分を見極めるところから、始めてみるのも良いでしょう。
見るのは音符
リズムを歌う時に、目で追うのは音符にしましょう。文字はリズムが分からない時の、参考にするくらいの方が、上手く歌えるかと思います。
- 16分音符は4分音符の4分の1の長さ。
- 16分音符は8分音符と、しばしば合体して出てくる。
- 拍の頭を意識すると良い。








