付点音符(ふてんおんぷ)を過去のページでは、付点4分音符と付点2分音符に分け、説明しました。もちろん付点8分音符(付点8分休符)も、音符の半分の長さが加わる、という点では同じですが、16分音符(16分休符)が関わってくるので、難しい付点音符に感じられるでしょう。

付点8分音符

  • 4分音符と付点8分音符の長さと記号
    4分音符と付点8分音符の長さと記号表
  • 8分音符と付点8分音符の長さと記号
    8分音符と付点8分音符の長さと記号表

付点8分音符は0.75

4分音符の長さを1.0とすると、8分音符は半分の0.5で、それらの中間に当たる、0.75が付点8分音符です。では付点8分音符の付点は、何の音符に相当するかを、先ずは頭で理解していきましょう。

  • 付点8分音符の計算式
    付点8分音符の計算式画像
  • 付点8分休符の計算式
    付点8分休符の計算式画像

付点の長さを考える

❸と❹の計算式のように、付点8分音符(付点8分休符)の付点は、16分音符(16分休符)です。付点は元の音符の、半分の長さを表しているというのは、付点4分音符や付点2分音符と同じです。

  • 16分音符4つ
    16分音符4つの小節
  • 16分音符4つの1・2・3つ目をタイ記号で結んだリズム
    16分音符4つの1・2・3つ目をタイ記号で結んだリズム小節
  • 付点8分音符+16分音符
    付点8分音符+16分音符の小節
  • 連桁ありの付点8分音符+16分音符
    連桁ありの付点8分音符+16分音符の小節

付点8分音符+16分音符

❺の16分音符4つのタカタカから、123つ目をタイ記号で結ぶと❻の、アアというリズムになります。これを付点8分音符を使い表したのが❼で、連桁を使い見易くしたのが❽です。このアアという、付点8分音符+16分音符のリズムは、よく聞く事が出来ます。

  • 16分音符4つ
    16分音符4つの小節
  • 16分音符4つの2・3・4つ目をタイ記号で結んだリズム
    16分音符4つの2・3・4つ目をタイ記号で結んだリズム小節
  • 16分音符+付点8分音符
    16分音符+付点8分音符の小節
  • 連桁ありの16分音符+付点8分音符
    連桁ありの16分音符+付点8分音符の小節

16分音符+付点8分音符

同じく❺の16分音符4つのタカタカから、234つ目をタイ記号で結ぶと❾の、タカアアというリズムになります。これを付点8分音符を使い表したのが❿で、連桁を使い見易くしたのが⓫です。先程とは逆の、16分音符+付点8分音符のリズムも、よく聞く事が出来ます。

  • 付点8分音符+16分音符
    付点8分音符+16分音符の小節
  • 16分音符+付点8分音符
    16分音符+付点8分音符の小節

付点8分音符の前後

改めて見てみますが、付点8分音符は16分音符とセットで、1拍とする場合がよくあります。そして、それは❽と⓫のように、付点8分音符が前か後かで、大きくリズムが違います。リズムに迷ったら、先程のように、16分音符4つをタイ記号で結ぶ、というところから、思い出すのも良いでしょう。

  • 4分音符と8分音符
    4分音符と8分音符の小節
  • 4分音符と8分音符を16分音符とタイ記号で表したリズム
    4分音符と8分音符を16分音符とタイ記号で表したリズム小節

4分音符と8分音符の感じ方

付点8分音符とは関係ありませんが、⓬の4分音符や8分音符も無理やり、16分音符とタイ記号を使うと、⓭のように表せます。16分音符を中心にリズムを感じていると、ふと4分音符や8分音符に、迷う事もあるので、そういう場合は上記のように、考えてみるのも良いでしょう。

付点8分休符

  • 16分音符4つ
    16分音符4つの小節
  • 16分休符3つと16分音符1つ
    16分休符3つと16分音符1つ小節
  • 付点8分休符+16分音符
    ---小節

付点8分休符+16分音符

付点8分休符を考えるのも、先ずは16分音符4つである❶の、タカタカから考えましょう。これの前から3つ目までを、16分休符にしてやったのが、❷のウンウです。そして16分休符3つは、付点8分休符1つと同じなので、❷を正しく表すと❸になります。

  • 16分音符4つ
    16分音符4つの小節
  • 16分音符1つと16分休符3つ
    16分音符1つと16分休符3つの小節
  • 16分音符+付点8分休符
    16分音符+付点8分休符の小節
  • 4分音符のスタッカート
    4分音符のスタッカートの小節
  • 4分音符のスタッカーティッシモ
    4分音符のスタッカーティッシモの小節

付点8分休符の表し方

同じく❶のタカタカから234つ目を、16分休符にしたウンウが❹で、付点8分休符で表したのが❺です。またこのリズムなら❻の、4分音符のスタッカートや、もう少し正確に表すなら、❼の4分音符のスタッカーティッシモで、表す人もいるでしょう。

短く刻んで鳴らす記号

スタッカートは付加する音符の、約半分の短さで鳴らします。スタッカーティッシモは、更に短く刻むので、❼の方が正確かと思いますが、❻でも間違いではないでしょう。

  • 付点8分休符と16分音符の小節
    付点8分休符と16分音符の小節画像
  • 1拍ずつに分けた小節
    1拍ずつに分けた小節画像
  • 4分音符のスタッカーティッシモで表した小節
    4分音符のスタッカーティッシモで表した小節画像

1拍ずつに分けると良し

付点8分休符が目立つ、❽のような小節だと、最初は複雑に思えます。そんな時は❾のように、1拍ずつに分ける作業から、始めてみてください。そして、矢印でも示す拍の頭を意識すると、リズムを取り易いはずです。因みに、❿はスタッカーティッシモで表した小節で、幾分か見易いかと思います。

リズム練習

付点8分音符のリズム練習
付点8分音符のリズム練習4小節

リズムを崩す付点4分音符

付点8分音符や16分音符のリズムが続くと、4小節目の付点4分音符で、リズムを崩してしまう人が多いです。瞬時にリズムを切り替えられるよう、準備をしておきましょう。

付点8分休符のリズム練習
付点8分休符のリズム練習4小節

付点の8分休符と4分休符

ここで最も難しいのは、3~4小節目の小節を跨ぐ、付点8分休符から付点4分休符のリズムです。文字に記しているウンは、それぞれ長さが違うので、惑わされないようにしましょう。

記事終了
このページのまとめ
  • 付点8分音符の付点は16分音符。
  • 付点8分休符を三等分すると、16分休符3つになる。
  • 付点8分音符は16分音符と、しばしばセットで出てくる。