ウォーキングベースには約束事のようなものが幾つかあります。その1つに同じ音を使い続けるのは良い事ではない、というのがあります。それについて、ルートだけで作るウォーキングベースで考えていきましょう。また、譜面のコードを見ながらの演奏というのにも、少しずつ慣れていきましょう。

ルート弾きの使い方

ルート弾きウォーキングベース
ルート弾きのウォーキングベース4小節

ウォーキングベースの約束

譜面中のRoot(根音)の記号はルートを表しています。上記4小節のようにRoot(根音)の記号だけのウォーキングベースが使えれば楽なのですが、Root(根音)の記号だけに限らず同じ音を4つ続けて使うのは良くありません。例外的な演奏方法もありますが、ウォーキングベースは同じ音を4つ弾くというのは避けるべきだと思ってください。

オクターブのルート弾きウォーキングベース
オクターブのルート弾きウォーキングベース4小節

オクターブを利用する

同じ高さの音を2つまで使う、というウォーキングベースはよく見られます。なので、ルート弾きウォーキングベースもオクターブを利用してやれば、上記4小節のような感じで弾けるでしょう。こればかりになるのは良くありませんが、困った時には使えるウォーキングベースだと思います。

ルートは根音

ルートは日本語で根音(こんおん)と言います。

コードを見て弾く

大きな譜面を開く
ルート弾きのベースライン
ルート弾きのベースライン12小節

ルート弾きの練習

音源は大体よく聴けるジャズのリズムですが、ベース音源は入っていません。なので、譜面にもあるように各コードのRoot(根音)の記号を、1回だけ鳴らしているベースを弾いてみましょう。ジャズが全く初めての人には、それだけでも上手く合わすのが難しいかもしれません。運指する指は自由で構いません。

コードだけの簡略譜面
コードだけの簡略譜面12小節

指板を見ないで弾く

先程と同じコード進行の簡略譜面です。音源は同じなので、今度はコードを見ながら自由にRoot(根音)の記号を弾いてみましょう。その時になるべく指板は見ないで、手の感覚だけで弦を押さえていきましょう。譜面を見ながら演奏するという事にも、少しずつ慣れておくと良いでしょう。

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このページのまとめ
  • ウォーキングベースでは同じ音を4つ使うのは良くない。
  • 同じ音を2つまで使うウォーキングベースはよくある。
  • 譜面を見ながら弾くという事にも慣れる。