ジャズで作る主なベースラインをウォーキングベースと言い、エレキベースでもよく使われるベースラインです。しかし、ウォーキングベースという言葉さえ今はじめて耳にした、という人もいるかもしれないので、ここでは最も基本的な事を説明していきたいと思います。

4ビート

4ビート(フォービート)
4ビート(フォービート)の4小節

4ビートは4分音符が中心

ウォーキングベースは4分音符で組み立てられ、それを4ビートと言ったりします。4ビートが中心になりますが、4小節目のように8分音符などが入る事もよくあります。

  • 4分音符
    4分音符の小節
  • 1拍3連符とタイ記号
    1拍3連符とタイ記号の小節
  • 16分音符とタイ記号
    16分音符とタイ記号の小節

4分音符もスウィング

その4ビートの4分音符を弾く時ですが、その時もスウィングの跳ねるリズムを意識しておきましょう。つまりは①の4分音符も、②や③のように弾けるとベターという事です。

コード

  • コードAm7のポジション
    コードAm7のポジション指板図
  • コードDm7のポジション
    コードDm7のポジション指板図
  • コードG7のポジション
    コードG7のポジション指板図
  • コードCM7のポジション
    コードCM7のポジション指板図

コードを表す略記号

上記は先程の4小節のコードのポジションです。Root(根音)の記号はルート、短3度の記号は短3度、長3度の記号は長3度というように、略記号を使ってコードのポジションを表しています。これらの略記号は世界共通ではありませんが、大体が似たり寄ったりなので、コードが分かる人は直ぐに理解できるはずです。

コードを覚えよう

ウォーキングベースを作るにはコードの知識が必要なので、分からない人はエレキベースのコードベースラインの作り方を参考にしてください。

コードトーンの割り振り
コードトーンの割り振り

ウォーキングベースらしくなる音

コードの構成音をコードトーンと言いますが、それらを割り振ってやると上記のように見られます。そして、コードトーンではないで示す音ですが、この音こそがウォーキングベースらしくなる音になってきます。それを主にアプローチノートと言いますが、後のページでも説明しています。

記事終了
このページのまとめ
  • ウォーキングベースは4分音符の4ビート。
  • 4ビートもスウィングさせるように弾く。
  • ウォーキングベースにはコードの知識が必要。