今は名盤と言われるジャズやボサノバを、YouTubeで手軽に視聴できる時代です。ここでは僕が所有するCDやYouTubeのお気に入りの中から、10枚だけ貼っておくので良ければ耳にしてみてください。そこから好きなジャズミュージシャンが見つかれば幸いです。
※YouTubeへ飛ばないと視聴できない動画が多いです。
※amazonのリンクは動画と同じ内容とは限りません。
BAGS GROOVE
マイルスのトランペット
バグス・グルーヴの作曲者、ミルト・ジャクソンのビブラフォンも素晴らしいですが、この曲でのハイライトはマイルス・デイヴィスのトランペットだと思います。ベースとドラムだけの上で鳴っている、まるで泣いているかのようなマイルスのソロ演奏は、聴き惚れてしまうかのようです。
GIANT STEPS
サックスから音が溢れ出す
テナーサックス奏者のコルトレーンにも名盤は多いですが、僕はこれが1番好きです。ジャズは休符を楽しむ音楽だと聴いたことがありますが、タイトルにもなっているジャイアント・ステップスは、彼のテナーサックスから休むことを知らないかのように、次々と音が溢れ出します。
WE GET REQUESTS
最も聴き易いジャズトリオ
歴代ジャズピアニストではトップ5に入るであろうテクニックを持つ、オスカー・ピーターソンの名盤です。歴代のトリオ演奏では必ず上位にはいってくる1枚で、40年以上経つ現在でも全く古さを感じさせません。1曲ずつがコンパクトにまとまっている、とても聴きやすいジャズ演奏です。
KELLY BLUE
ブルース色のジャズ
アルバムのタイトルにもなっている「ケリー・ブルー」が最も有名だと思いますが、ジャズスタンダードの「朝日のようにさやわかに」はブルース色が強く、ケリーらしさが感じられる1曲でしょう。ベースを担当するのはポール・チェンバースで、そちらにも注目して欲しいです。
Carnegie Hall
スウィングのジャズメン
クラリネット奏者のベニー・グッドマンは、スウィングという演奏スタイルを定着させた1人です。今となってはソロ演奏なども高いテクニックではないですが、名盤と言っても間違いはありません。映画などでも多く使用されているので、耳にした事のある曲が多いでしょう。
THE GIRL FROM BOSSA NOVA
癒しの歌声
午後のカフェで聴きたくなるのが、アストラッド・ジルベルトの歌声です。彼女はボサノバの女王と形容されますが、その歌声は女王というような感じはせずに、優しく囁かれて癒してくれる歌声でしょうか。代表曲は「イパネマの娘」だと思いますが、その他にも魅力的な歌声が聴けると思います。
Art Pepper Meets The Rhythm Section
サックスの鳴った瞬間
1曲目に「You’d be so nice to come home to」という曲があり、それならオリジナルのヘレン・メリルが歌った同曲の方が有名ですが、アート・ペッパーもアルトサックスで見事に歌い上げています。サックスの鳴った瞬間「カッコイイ!」と思わせてくれる事でしょう。
Beyond The Bluebird
しっとりなジャズブルース
ピアニストであるトミー・フラナガンのファンならば、他のCDを勧めると思いますが、僕はこの1枚を聴いてほしいです。ピアノ・ベース・ドラムの音が綺麗で、そこにギターの音も上手く溶け込んでいて、しっとりさせてくれます。ジャズブルース色が目立つアルバムだと思います。
The Melody At Night, With You
イージーリスニング
激しいプレイの多いキース・ジャレットですが、この1枚はピアノソロで構成されています。ほぼジャズという感じはせず、イージーリスニングのような静寂ささえも感じ取れる名演です。じっくり聴くのも良いですし、全く邪魔にならないので勉強や昼寝の時にも、最適な1枚と言えるでしょう。
Bassics Best of Ray Brown Trio
ジャズベーシストの先生
レイ・ブラウンは多くのジャズベーシストが、お手本にするうちの1人でしょう。このベストアルバムもジャズのウォーキングベースというのが、堪能できる1枚かと思います。ピチカート(指弾き)とアルコ(弓弾き)の両方で、永遠にジャズベーシストの先生として語り継がれることでしょう。
- ジャズを聴くのも良い練習になる。
- お気に入りのジャズメンを見つけられると良い。
- youtubeで色んなジャズを視聴できる。