2本の弦を同時に弾く事を、ダブルストップと言います。ベースは主に単音を弾く楽器ですが、昨今では2本以上の弦を同時に弾く事も珍しくありません。ギタリストと同じようにベースでも、音をハモらせて演奏する事が十分可能なので、簡単なダブルストップから練習していくと良いでしょう。
ダブルストップ
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中指と人差し指のダブルストップ -
親指と中指のダブルストップ
ダブルストップの指
①は1弦を中指、2弦を人差し指でのダブルストップです。②は4弦を親指、1弦を中指でのダブルストップです。ダブルストップで使う指の組み合わせは、弾く弦によって使い易い指を選べば良いでしょう。もちろん、薬指や小指を使っても問題ありません。
複数弦はダブルストップ
3本同時弾きだとトリプルストップ、4本同時弾きだとクォドルストップと言う場合もありますが、どちらもダブルストップとして説明される事もあります。
ダブルストップの練習
大きな譜面を開く
So what?をダブルストップ
ジャズに「So what?」という曲があり、それを簡単にアレンジした譜面です。2・4小節目のダブルストップは人差し指と中指、6・8小節目のダブルストップは4弦を親指で弾いていますが、それ以外の指を使うダブルストップになっても良いです。色んな指を使い試してみましょう。
ピックのダブルストップ
6・8小節目をピックでダブルストップする場合、4弦をピックで弾き、1弦を中指や薬指で弾き、ピックと指で摘むような感じで運指すると良いでしょう。
大きな譜面を開く
楽しき農夫をダブルストップ
クラシックに「楽しき農夫」という曲があり、それにダブルストップで伴奏をつけています。ここではダブルストップの指より、押弦する指の方が大変です。僕はミュート等の事も考え上記のような押弦をしていますが、それ以外の押弦になっても構いません。
ダブルストップも色々
他にもダブルストップはデコピンするように弾く人もいれば、フラメンコギターのようにシャカシャカ弾く人もいます。ダブルストップにも決まりはないので、色んな弾き方をしてみましょう。

このページのまとめ
- ダブルストップは2本以上の弦を同時に弾く。
- ダブルストップで使う指は使い分けると良い。
- ダブルストップの弾き方は色々ある。