ピアノと同じように、エレキベースのフレットにも、一音ずつ音が決められてあり、その音には「ド・レ・ミ」の音名がついてます。しかし「ド・レ・ミ」で覚えるより「C・D・E」の英語音名で覚えておくと、後からコードを覚える時に便利です。多くて大変なので、少しずつ覚えていくようにしましょう。

指板の音名の覚え方

前のページでも説明しましたが「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」を、英語音名に直すと「C・D・E・F・G・A・B・C」となります。それらをエレキベースの指板に当てはめてやると、下記のような並び方をします。大体のエレキベースの指板は20フレットくらいまでですが、21フレット以降も同じ並びで続きます。

20フレットまでの英語音名を記した4弦ベースの指板図

指板の音名とベースラインの関係

もちろん指板の音名は重要なのですが、TAB譜面さえ読めるようにしておけば、曲は弾けるので問題ないでしょう。ただ、後からオリジナルの曲などに自分でベースラインをつけたい人は、指板の音名を覚えておくことは必要不可欠です。指板の音名を覚えることが、ベースラインを作ることに直結してくるからです。しかし、全てのフレットを一気に暗記するのは大変なので、範囲を区切って覚えるようにするといいでしょう。

0フレットから5フレットまで、7フレットから10フレットまでを記したエレキベースの指板図

先ず5フレットまでの音名を覚える

先ずは開放弦の0フレットから、5フレットまでに範囲を絞り、音の中心を3弦3フレットの「C」と、1オクターブ高い1弦5フレットの「C」として、これを3ヶ月程かけて気楽に覚えました。オクターブというのは、音が丁度一回り高くなったり、低くなったりすることです。特に3弦3フレットの「C」から、何の音名がどのフレットにあるか、を覚えるようにすると良いと思います。

7フレットから10フレットまで

5フレットまでが覚えられたら、次は7フレットから10フレットまでで、ここでも音の中心を、4弦8フレットと2弦10フレットの「C」として、周りにどの音名があるかを少しずつ覚えました。音名の並び方は一定なので、5フレットまでが頭に入っていたら、もうそんなに苦労はしないと思います。もちろん覚え方は自由ですが、このように範囲を限定して覚えてみるのもいいでしょう。

0フレットからの音名と12フレットからの音名を比較してを記したエレキベースの指板図

0フレット目と12フレット目はオクターブ

1弦の0フレット目は「G」音で、12フレット目も「G」音です。2弦の0フレット目は「D」音で、12フレット目も「D」音です。3弦と4弦の0フレット目と、12フレットも同じ音名なのが分かります。このように0フレット目から、12フレット目までが1オクターブの関係です。1オクターブとは、音が丁度一回りすることだと説明しました。なので、1弦から4弦までの開放弦の音名と、12フレットの音名は全て同じになります。

オクターブのフレットはずれていく

この1オクターブの関係は、0フレット目と12フレット目だけではなく、1フレット目と13フレット目、2フレット目と14フレット目と、1フレットずつずれても1オクターブの関係は続きます。12フレット以降の音名が直ぐに浮かんでこなかったら、開放弦からの音名を思い出して、当てはめてみるといいでしょう。

鍵盤楽器とエレキベースの音名

ピアノを始めとする、ピアニカ・エレクトーン・オルガン・キーボードなどの楽器を総称して鍵盤(けんばん)と言い、白い部分を白鍵(はっけん)、黒い部分を黒鍵(こっけん)と言います。鍵盤楽器とエレキベースの指板の音名を見比べてみましょう。

音名の並び方を説明するピアノ鍵盤図とエレキベース指板図

鍵盤も指板も音の並びは同じ

鍵盤は「C」から、右方向へ白鍵だけを順番に弾くと「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の完成です。白鍵である「C」と「D」の間には、「」でも示したように、黒鍵があります。エレキベースの指板でも確認してみると「C」と「D」の間には、鍵盤でいう黒鍵に相当するフレットがあります。その他にも黒鍵に当たる、音名の記されていない空白のフレットが、幾つかあるのも分かります。鍵盤の「E」と「F」、「B」と「C」は白鍵が続いて並んでおり、間に黒鍵はありません。これもエレキベースの指板で確認してみると、黒鍵に相当するフレットはなく、「E」と「F」、「B」と「C」が続いて並んでいます。

十二音音階を説明するピアノ鍵盤図とエレキベース指板図

十二音音階は音名が12個で一周

楽器の役割こそ違っていますが、ピアノのような鍵盤楽器もエレキベースのような弦楽器も、音名の並び方や配置は同じです。このような、私たちが日頃よく目にする楽器は十二音音階(じゅうにおんおんかい)という、12個で一周という音の並び方をしています。しかし、全ての楽器が十二音音階で区切られている分けではなく、アフリカなどの民族楽器などは、十二音よりもっと細かく分けることが出来ます。