8分音符は4分音符より音の長さは短く、丁度半分の長さでした。今度は4分音符より、音が長い音符を見ていきましょう。4分音符を基準にした時に、音の長さも丁度2倍と4倍に当たる音符なので、分かりやすいと思います。タイ記号や他の音符を交えても、リズムを歌えるようにしておきましょう。
2分音符と2分休符
2分音符は4分音符の2倍
4分音符1拍とした時に、その2倍の長さに当たるのが2分音符(2分休符)です。2分音符が1回鳴っている間に、4分音符を2回鳴らせる計算です。また、4分音符2つをタイ記号で結んでやった長さと、2分音符1つは同じ長さになります。
TAB譜面の2分音符
TAB譜面の2分音符は4分音符と区別する為に、フレットの数字を丸で囲み表記されます。2小節目には2分休符がありますが、これは4分休符が2つ分と同じことです。
日本のTAB譜面は丁寧
日本で作成されるTAB譜面は割と丁寧で、2分音符の数字を丸で囲むなど分かり易いですが、海外のTAB譜面は数字だけで表現される事が多いです。
全音符と全休符
全音符は4分音符の4倍
4分音符を1拍とした時に、その4倍の長さが全音符(全休符)です。全音符という箱があったなら、4分音符なら4つ収まり、2分音符なら2つ収まります。
全音符だけで一杯
全音符は1つで4分音符4つ分になるので、1小節目のように全音符が1つ入れば、それだけで小節は満たされます。それは2小節目の全休符でも同じ事です。
拍子記号による
全音符や全休符が1つで小節内が一杯になるというのは、拍子記号が4分の4拍子などの時です。拍子記号が変われば、全音符だけで小節が埋まらない事もあります。
2分音符と全音符のリズム練習
大きな譜面を開くリズムの崩れるタイ記号
4小節目までは過去のページで説明した、4分音符と8分音符も入ってきますが、それほど難しいリズムではありません。リズムが崩れるとすれば、5小節目から登場するタイ記号の部分でしょう。タイ記号が難しく感じられたら、先ずはタイ記号を外したリズムを、声に出して歌ってみると良いでしょう。
大きな譜面を開く2分休符と全休符の考え方
1小節目には2分休符があり、これは4分休符が2つあるのと同じです。8小節目には全休符があり、これは4分休符が4つあるのと同じです。譜面的には2分休符や全休符を1つだけ使う方がスマートですが、考え方としては4分休符を複数使ってやる方が、先ずは分かり易いかと思います。
- 2分音符は4分音符の2倍の長さ。
- 全音符は4分音符の4倍の長さ。
- 2分休符や全休符は4分休符に直すと分かり易い。