ジャズでメインになるベースラインは、4分音符を中心に組み立てられる、ウォーキングベースです。ここでは13拍目にコードトーン、24拍目にアプローチノートという、ウォーキングベースの基本となる、組み立て方が中心ですが、それ以外になっても問題ないので、自分でも考えてみてください。

Cメジャーキー

ウォーキングベースライン❶
ウォーキングベースライン➊16小節

シンプルなコード進行

ポップス等でもよく使われる、シンプルなコード進行の、ウォーキングラインです。上記のコード譜も利用して、オリジナルのウォーキングライン、も作ってみてください。

Gマイナーキー

ウォーキングベースライン❷
ウォーキングベースライン➋16小節

ジャズの練習曲

ジャズのスタンダード「Autumn Leaves」のコード進行は、ジャズの練習曲として最適です。上記は前半の16小節ですが、4度進行という易しいコード進行なので、ウォーキングラインも作り易いです。

Fメジャーキー

ウォーキングベースライン❸
ウォーキングベースライン➌16小節

ポピュラー音楽もジャズ演奏

スティービーワンダーの「isn't she lovely」のコード進行を、少しアレンジしたものです。ポピュラー音楽もしばしば、ジャズにアレンジして、演奏される事があります。

Aマイナーキー

ウォーキングベースライン❹
ウォーキングベースライン➍16小節

コード進行もアレンジ

ジャズのスタンダード「Summer Time」のコード進行です。上記はほぼ原曲のままですが、ジャズではコード進行も、演奏者によりアレンジされる事が多いです。

Eメジャーキー

ウォーキングベースライン❺
ウォーキングベースライン➎12小節

ジャズブルースも多い

ジャズではブルースを土台にした、楽曲も非常に多いです。ジャズブルースの場合、シンプルなブルースのコード進行、という事はほとんどなく、やはりアレンジされます。

Cマイナーキー

ウォーキングベースライン❻
ウォーキングベースライン➏12小節

マイナーブルース

もちろん、マイナーキーのジャズブルースもあり、上記のコード進行は、ジョンコルトレーンの「Mr.P.C.」のもので、テンポも速い曲として有名です。

Bメジャーキー

ウォーキングベースライン❼
ウォーキングベースライン➐16小節

ジャズワルツ

ジャズワルツで最も演奏される曲と言えば、恐らく「someday my prince will come」かと思います。また、ワルツは1拍目にコードトーンさえ弾いておけば、先ずは安心という感じです。

Aマイナーキー

ウォーキングベースライン❽
ウォーキングベースライン➑16小節

ジプシージャズ

ジブシージャズの始祖である、ジャンゴラインハルトの「minor swing」の、コード進行です。同じコード進行が続く場合、ルート以外のコードトーンから入る、という方法も覚えておきましょう。

記事終了
このページのまとめ
  • ウォーキングベースはコードを支える他に、リズムキープも担う。