ベースラインの基本練習でも、よく用いられるリズムに、8(エイト)ビートというものがあります。8ビートは8分音符の事、と思えば良いですが、あくまで主体のリズムなので、他の音符も入ってきます。因みに、8ビートは和製英語で、英語圏では「8th note rhythm」「8th note feel」と、言われます。

開放弦

開放弦で押弦も変わる

⓿と❶は同じベースラインですが、⓿は開放弦を使い、❶は5フレット目を、押弦しています。開放弦の有無で、押弦は大きく変わるので、弾き比べてみるのも良いでしょう。

ポジション移動

8ビートのベースライン❷
8ビートのベースライン❷10小節

ポジション移動を見ない

カッコ2の5小節目で、ポジション移動があります。これくらいのポジション移動ならば、指板を見なくても、手の感覚だけで、運指できるようなりましょう。

オクターヴ

8ビートのベースライン❸
8ビートのベースライン❸9小節

オクターヴの押弦

27小節目に、オクターヴのフレーズがあります。フレット幅の広い2小節目は小指、フレット幅の狭い7小節は薬指、という風に、押弦を変化させるのも良いでしょう。

ハンマリングとプリング

8ビートのベースライン❹
8ビートのベースライン❹9小節

ハンマとプリングの指

2~5小節目のハンマからのプリングですが、私は小指を使っていますが、薬指の方が運指させ易い人もいます。手の大きさ等にも合わせて、自分の好きな指を使いましょう。

8ビートのベースライン❺
8ビートのベースライン❺9小節

中指と小指の運指

12小節目のハンマとプリングは、中指と小指を使っています。こういったハンマとプリングの、運指にも慣れておくと良いでしょう。

休符

8ビートのベースライン❻
8ビートのベースライン❻9小節

休符のカウントを忘れない

カッコ2までは4分休符と、2分休符が多いフレーズです。休符だからと言って、何も感じない、というのは駄目です。他の音に惑わされないよう、休符もしっかりと、カウントを取っておきましょう。

高音域

8ビートのベースライン❼
8ビートのベースライン❼9小節

高音域の押弦

全体的に高音域のフレーズなので、弦高が高くなっている分、押弦し辛いかもしれません。特にベースソロは、高音域のフレットを使うので、高音域の押弦にも慣れておきましょう。

押弦

8ビートのベースライン❽
8ビートのベースライン❽9小節

押弦の仕方は複数

1357小節目で見られる、フレーズの押弦が難しいです。私は上記の通り押弦していますが、他の押弦になっても構いません。

セーハ

8ビートのベースライン❾
8ビートのベースライン❾9小節

セーハの押弦がベスト

人差し指のセーハ(バレー)が、基本になっているフレーズです。他の押弦になっても構いませんが、結局は人差し指のセーハを使うのが、最も楽でベストかと思います。

シンコペーション

8ビートのベースライン❿
8ビートのベースライン1❿9小節

シンコペーションとは?

シンコペーションを凄く簡単にいうと、タイ記号を溜め気味に、少し強めに弾くという感じです。このベースラインもタイ記号が多く、かなり難しいので、相当な練習が必要です。

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このページのまとめ
  • 8ビートは8分音符が主体のリズム。