好きなバンドと一緒に弾く

主に有名なバンドの曲を、自分たちのバンドで演奏する事を、コピバン(コピーバンド)と言います。また、バンドを組まなくても、コピーしたいバンドのCDと合わせ、演奏するだけでも楽しく、何より良い練習になります。私が高校生の頃に、夢中になったコピバンを、幾つか紹介しておきます。

耳コピとバンドスコア

音を聞いて弾く事を耳コピと言いますが、簡単なものではありません。出来れば耳コピにも慣れてほしいですが、コピバンの最初はバンドスコアという、TAB譜ありの楽譜を使う、というのが多くなるはずです。有名なバンドなら、大抵はバンドスコアも販売されています。

バンドスコは採譜ミスも多い

バンドスコアは、そのバンドメンバーが関わっている事は稀で、全く別の人が採譜している事が多く、私もバイトで経験した事があります。単純に音を聞き間違えてしまったのか、音楽アプリでの記入ミスなのか、分かりませんが、バンドスコは採譜ミスも多いので、注意が必要です。

The Blue Hearts

The Blue Hearts(ザ・ブルー・ハーツ)のCDジャケット
バンド名 The Blue Hearts(ザ・ブルー・ハーツ)
バンド構成 4人(Vo/Gt/Ba/Dr)
ベーシスト名 川口 純之助(かわぐち じゅんのすけ)
主な奏法 ピック弾き
おススメ曲 青空

コピバンの王様的入門バンド

私がコピバンをし始めた頃には、もう既に解散していたと思いますが、まだまだコピバンの王様、みたいな感じでした。ベースの難易度もそれほど高くはなく、ピック弾きでも、指弾きでも演奏できると思います。ベースラインは8ビートが主体で、まさにコピーバンド入門、と言った感じです。

UNICORN

UNICORN(ユニコーン)のCDジャケット
バンド名 UNICORN(ユニコーン)
バンド構成 5人(Vo/Gt/Key/Ba/Dr)
ベーシスト名 EBI(えび)
主な奏法 ピック奏法
おススメ曲 おかしな2人

親指ロックスタイルベーシスト

UNICORNは1993年に解散しましたが、2009年に再結成されています。おススメ曲の「おかしな2人」は、特にイントロに醍醐味があり、バンド全体で合わせられれば、とても気持ちが良いです。ベース担当のEBI氏は、主にピック弾きで、親指はロックスタイルの、フィンガリングが印象的でした。

L'Arc〜en〜Ciel

L'Arc〜en〜Ciel(ラルク・アン・シエル)のCDジャケット
バンド名 L'Arc〜en〜Ciel(ラルク・アン・シエル)
バンド構成 4人(Vo/Gt/Ba/Dr)
ベーシスト名 tetsuya(てつや)
主な奏法 ピック奏法
おススメ曲 HONEY

華やかで伸びるベースライン

ベース担当のtetsuya氏が、作り出すベースラインは華やかで、バンドをグイグイと引っ張っていく、というイメージがあります。中でも私が印象に残るのは「HONEY」という曲で聴ける、伸びがあり、飛び回るようなベースラインで、今でも耳と手に残っているので、いつでも弾く事が出来ます。

Hi-STANDARD

Hi-STANDARD(ハイ・スタンダード)のCDジャケット
バンド名 Hi-STANDARD(ハイ・スタンダード)
バンド構成 3人(Ba&Vo/Gt/Dr)
ベーシスト名 難波 章浩(なんば あきひろ)
主な奏法 ピック奏法
おススメ曲 Endless Trip

ベースボーカルの代表格

ピック弾きを鍛えようと思い、勧められたのが、スリーピースバンドのHi-STANDARDです。ベースラインだけでもかなり難しいのに、ベース担当の難波氏は、同時にボーカルもされていたのには驚きました。ハイスタはベースボーカルの、登竜門的バンドだと思っています。

JUDY AND MARY

JUDY AND MARY(ジュディ・アンド・マリー)のCDジャケット
バンド名 JUDY AND MARY(ジュディ・アンド・マリー)
バンド構成 4人(Vo/Gt/Ba/Dr)
ベーシスト名 恩田 快人(おんだ よしひと)
主な奏法 ピック奏法
おススメ曲 くらじ12号

速弾きほどリラックスする

2001年に解散したバンドですが、今でも根強い人気があります。私がよく練習した曲「くじら12号」は、恐らくこのバンドの中で、最も難しいベースラインかもしれません。速弾きはリラックスして弾く方が良い、というのを教えられた曲でもあります。

Mr.Children

Mr.Children(ミスター・チルドレン)のCDジャケット
バンド名 Mr.Children(ミスター・チルドレン)
バンド構成 4人(Vo/Gt/Ba/Dr)
ベーシスト名 中川 敬輔(なかがわ けいすけ)
主な奏法 ピック奏法
おススメ曲 蜃気楼

ねっとり怪しいベースライン

ミスチルにも数多のヒット曲がありますが、私がおススメするのは「蜃気楼(しんきろう)という、割とマイナーな曲です。この曲はイントロからのベースラインが非常に印象的で、ねっとりと怪しい雰囲気を、存分に醸し出しています。何度も弾き返したくなるベースラインです。

スピッツ

スピッツのCDジャケット
バンド名 スピッツ
バンド構成 4人(Vo/Gt/Ba/Dr)
ベーシスト名 田村 明浩(たむら あきひろ)
主な奏法 指弾き
おススメ曲 チェリー

踊り弾きベーシスト

バンド演奏は楽しくなると、体も動いてしまいますが、ベース担当の田村氏もよく、ノリノリで弾いておられるのを目にします。おススメ曲の「チェリー」は、私が初めて弾いた16ビートのシャッフルで、細かく跳ねるリズムを取るのに、とても苦労した覚えがあります。

BOØWY

BOOWY(ボウイ)のCDジャケット
バンド名 BOØWY(ボウイ)
バンド構成 4人(Vo/Gt/Ba/Dr)
ベーシスト名 松井 常松(まつい つねまつ)
主な奏法 ピック奏法
おススメ曲 Marionette -マリオネット-

ミスターダウンピッキング

ピック弾きではテンポの速い曲になってくると、通常はオルタネイト(ダウンとアップを順番)で弾きますが、松井常松氏はダウンピッキングだけで弾き切られ、それがとてもカッコ良く見えます。僕もその影響を受け、ピック弾きなら可能な限り、なるべくダウンピッキングだけで、弾くようにしています。