16分音符が中心となったリズムを、16(シックスティーン)ビートと言います。16ビートは、R&Bファンクフュージョン、と言われるジャンルで、よく耳に出来ます。また、16ビートも和製英語で、英語圏では「16th note rhythm」「16th note feel」と言われます。

タイ記号

16ビートのベースライン❶
16ビートのベースライン➊9小節

よくあるリズム

最終小節以外、ベースラインのリズムは同じです。そして、2拍目から3拍目で見られる、タイ記号で繋がったリズムは、16ビートではよく使われます。理屈抜きに、このまま覚えてしまいましょう。

ゴーストノート

16ビートのベースライン❷
16ビートのベースライン➋9小節

グルーヴを作る

ゴーストノートは音に対する影響は、ほぼありませんが、ベースラインに入れる事で、グルーヴを作る事が出来ます。ゴーストノートの指示が無くても、休符をゴーストノートに、変えても良いです。

オクターヴ

16ビートのベースライン❸
16ビートのベースライン➌9小節

オクターヴの押弦

オクターブは上記のように、低い音を人差し指、高い音を小指、という押弦が多いと思いますが、手の大きい人は高い音を、薬指で押弦すると、押さえ易くなるかもしれません。

バレーコード

16ビートのベースライン❹
16ビートのベースライン➍9小節

バレーコードは難しい

2本の弦を人差し指一本で制御する、バレーコード(セーハ)が、軸になったベースラインです。初心者はバレーコードを、嫌う傾向にありますが、必須スキルと言えるので、積極的に使っていきましょう。

16分音符の連弾き

16ビートのベースライン❺
16ビートのベースライン➎9小節

リラックスして弾く

4連続の16分音符を、弾かないといけません。ピック弾きでは、割と楽に弾けますが、指弾きの場合だと力みがちに、なってしまうものです。リラックスして弾く事を、忘れないでおきましょう。

クロマチックスケール

16ビートのベースライン❻
16ビートのベースライン➏9小節

クロマチックの運指

半音ずつ上下するフレーズを、クロマチックスケールと言います。私は小指薬指中指人差し指、という運指をとっていますが、ポジション移動を利用した、運指になっても構いません。

ミュート

16ビートのベースライン❼
16ビートのベースライン➐9小節

開放弦のミュート

例えば、1小節目の3弦0フレットを、ミュートしてやらないと、次の4弦0フレットに音が、重なってしまいます。異弦同音も有りですが、先ずはTABの通りに弾き、開放弦のミュートを練習してみましょう。

拍子記号

16ビートのベースライン❽
16ビートのベースライン➑14小節

4分の2拍子に変化

4小節目だけ拍子記号が、4分の2拍子になっています。しかも5小節目には、タイ記号で繋がっており、リズムもややこしいので、しっかりとカウントを取って、リズムキープしておきましょう。

スタッカーティッシモ

714小節目にある音楽記号は、スタッカーティッシモと言い、スタッカートよりも歯切れよく弾く、という意味があります。

16分休符

16ビートのベースライン❾
16ビートのベースライン➒13小節

16分休符を丁寧に感じる

16分休符はとても細かく、初心者には分かり辛いものですが、これの有無でベースラインも、大きく変わってきます。16分休符を丁寧に感じ、ベースラインの一つとして、取り入れてください。

スラップ

16ビートのベースライン❿
16ビートのベースライン➓13小節

弾き方の切り替え

3小節目~11小節目の1拍目までは、スラップで弾いており、43弦をサムピング、21弦をプラッキングしています。スラップ難易度的には、それほど難しくないので、初心者の練習フレーズとしては、良いくらいでしょう。指弾きとの切り替えも、練習の一つとして意識しましょう。

記事終了
このページのまとめ
  • 16ビートは16分音符が中心のリズム。