コードのルートは根音

コードを正しく表すとコードネームですが、略してコードと言う方が多いでしょう。コードはアルファベットの英文字や、数字などで表される音楽記号で、譜面には下記のような感じで、コードが記されていると思います。コードからベースラインを作るには、指板の音名も非常に重要になってきます。

コードのルートと指板の音名

コードのルートを知るための9小節の譜面

コードには必ずルートがある

メロディーとコードが書かれた譜面と、ベースが録音されていない音源を渡され「これにルート弾きでいいから、ベースラインをつけておいて」と言われたらどうでしょう。コードの知識がない人には、全く意味さえ分からないと思います。1小節目から順に「C」「Em」「F」「G」「CM7」「Am7」「Dm7」「G7」「C」という、9小節のコードが続いていますが、これらは全てアルファベットの大文字から始まっており、このアルファベットの大文字が、ルートを表しています。

ルートは根音

この9小節をルートだけにしてやると「C」「E」「F」「G」「C」「A」「D」「G」「C」となります。コードは3つや4つの、複数の音が縦に積み重なっていると想像してください。それの一番下にある土台の音をルート(Root)と言い、日本式では根音(こんおん)とも表すので、覚えておきましょう。そして、ベースラインはルートを弾くことから始まる、というのも意識しておいてください。


音名が記されたベースの指板図

指板の音名がルート音になる

上記はベースの指板図の音名を、英語音名で表したものです。「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」のイタリア音名で覚えるより、コードに関しては「C・D・E・F・G・A・B・C」のように、英語音名で覚えた方がいいでしょう。何故なら、既に気づいた人もいると思いますが、この指板の音名がルートになるからです。コードのルートと同じ英語音名を、指板図の中から見つけ、それを弾いてやれば、ルートを弾いていることになります。

コードのルートと指板の音名を確認

最初に見た譜面のコードのルートと、指板の音名を照らし合わせてみましょう。コードのルートだけなら「C」「E」「F」「G」「C」「A」「D」「G」「C」となりました。指板全体で同じ音名を探すのは大変なので、まずは5フレットまでに限定して、ルート音になる、英語音名を確認してしていきましょう。

コード「C」「CM7」のルート
コード「C」「CM7」のルートを表した指板図
コード「Em」のルート
コード「Em」のルートを表した指板図

コード「C」「CM7」「Em」のルート

コードのルートが「C」となる、1・5・9小節目を指板図の中から探すと、3弦3フレットと1弦5フレットです。音の高さの違いはありますが、どちらを弾いてもルートなので、問題ありません。コードのルートが「E」となる2小節目は、4弦0フレットと2弦2フレットなのが分かると思います。


コード「F」のルート
コード「F」のルートを表した指板図
コード「G」「G7」のルート
コード「G」「G7」のルートを表した指板図

コード「F」「G」「G7」のルート

コードのルートが「F」である3小節目は、左(上)の指板図で、4弦1フレットと2弦3フレットに見られます。コードのルートが「G」である4・8小節目は、右(下)の指板図で4弦3フレット・2弦5フレット・1弦0フレットです。2弦5フレットと1弦0フレットは、異弦同音の関係なので、音の高さも同じです。


コード「Am7」のルート
コード「Am7」のルートを表した指板図
コード「Dm7」のルート
コード「Dm7」のルートを表した指板図

コード「Am7」「Dm7」のルート

6小節目のコード「Am7」だと、左(上)の指板図では、異弦同音の4弦5フレットと3弦0フレットと、1弦2フレットがルートです。7小節目のコード「Dm7」だと、右(下)の指板図では、3弦5フレットと2弦0フレットの、異弦同音がルートになります。6フレット目以降にも含めると、当然ルートのフレットは増えます。

シャープやフラットも含めルート

指板図の中には「C・D・E・F・G・A・B」の音名が割り振られていますが、割り振られていないフレットもあります。そこには音名がないのかと言えば、そうではなく、それらのフレットは「#(シャープ)」や「♭(フラット)」で表します。

シャープとフラットの説明をするための指板図

シャープは半音上がり、フラットは半音下がる

「#」のシャープは半音上がるという意味で、指板図でいうと、フレット1つ分右に移動することになります。「♭」のフラットは半音下がるという意味で、指板図でいうと、フレット1つ分左へ移動します。先ずはこれを覚えてください。

音名と音名の間の音名

4弦1フレットの音名は「F」ですが、それが半音上がると4弦2フレットで、半音上がる意味を持つシャープで表すと「F#(エフシャープ)」となります。4弦3フレットの音名は「G」で、そこから半音下がっても4弦2フレットで、半音下がる意味をもつフラットで表すと「G(ジーフラット)」になります。よって4弦2フレットのは「F#」であり「G」でもあります。

異名同音のコードネーム

同じように、3弦6フレットのは「D#(ディーシャープ)」か「E(イーフラット)」で表され、2弦11フレットのは「C#(シーシャープ)」か「D(ディーフラット)」で表されます。このような、異なる名前でも同じ高さの音を、異名同音(いみょうどうおん)と言います。そして、コードネームにも「#」や「♭」が付くこともあり、それらも含めてルートになるので、気をつけてください。

指板の音名は重要

見てきたように、指板の音名がコードのルートになります。なので、指板の音名を暗記しておかないと、ルートを弾くことが出来ない分けです。一度に覚えるのは大変なので、先ずは5フレット目までを目標としましょう。その範囲内には、コードで使う全てのルートが揃っています。指板の音名は、焦らずに少しずつ覚えていけば十分です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. […] ということで根音とコードで調べてみました。 そしたらコードのルートは根音というエレキベースの弾き方を教えているサイトの記事を見つけました。この記事によると、 […]

コメントで意見交換してみよう!

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です