サンバと言えば多くの人がブラジルのリオのカーニバルで、賑やかで楽しい音楽を想像するかと思います。しかし、サンバのリズムはあのような感じばかりではなく、色んなリズムが見られます。また、サンバは4分の2拍子でリズムを取ることが多いですが、ここでの譜面は4分4拍子で表記していきます。

ミディアムテンポなサンバ

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ミディアムテンポなサンバのベースライン
ミディアムテンポなサンバのベースライン8小節

付点8分音符+16分音符

この譜面でも見られるように、サンバのベースラインでは付点8分音符+16分音符というリズムを、基本に進めていく事が多いです。1小節目には16分音符+付点8分音符という、逆になったリズムもあるので、見分けられるようにしましょう。

アップテンポなサンバ

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アップテンポなサンバのベースライン                                                                         ┃6小節目
アップテンポなサンバのベースライン8小節

ゴーストノートと16分休符

所々にゴーストノートと16分休符があり、それがこのサンバのベースラインのポイントになっています。テンポが速めなので難しいですが、ゴーストノートと16分休符のリズムを大事に弾いてやりましょう。先ずは音源を聴いて雰囲気を掴んでください。

シフトチェンジのサンバ

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シフトチェンジのサンバのベースライン
シフトチェンジのサンバのベースライン8小節

シフトチェンジとは?

シフトチェンジとはポジション移動の事で、このサンバのベースラインでは1小節ずつシフトチェンジが必要です。スムースなシフトチェンジが出来ればベターですが、焦ってしまい音が大きく途切れないようにも気を付けてください。

グリッサンドのサンバ

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グリッサンドのサンバのベースライン
グリッサンドのサンバのベースライン14小節

グリッサンドは自由なスライド

9小節目にある×はゴーストノートではなくgともあるように、グリッサンドという奏法を表しています。グリッサンドはスライドと同じですが、好きなフレットからスライドさせてやればOKです。弦もどの弦でも構わないので、次に繋げやすい弦を選べば良いでしょう。

速弾きのサンバ

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速弾きのサンバのベースライン
速弾きのサンバのベースライン12小節

速弾きは力み過ぎず

9小節目には16分音符が連続する、速弾きが必要なベースラインです。速弾きになると力むのは仕方ない事ですが、力み過ぎると反って速く弾けなくなるものです。指弾きでもピック弾きでも出来る限りリラックスして、弦を撫でるくらいの感じで弾くと良いでしょう。

リズムが複雑なサンバ

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リズムが複雑なサンバのベースライン
リズムが複雑なサンバのベースライン16小節

1小節ずつを確実に

テンポこそ速くはありませんが、色んな音符や休符が使われており、リズムを取るのが非常に難しいベースラインです。特に9小節目からはフィンガリングが忙しくなり、相応のテクニックも必要となるでしょう。こういった難しいベースラインは、1小節ずつ確実にクリアしていくと良いでしょう。

N.C.はコードなし

N.C.はノンコードの略で、作曲者がコードを必要としない時などに使われます。

記事終了
このページのまとめ
  • サンバはブラジル生まれの音楽。
  • サンバのリズムにも種類が見られる。
  • サンバでは付点8分音符+16分音符のリズムがよくある。