ドラマーとベーシストはリズム隊

ベースラインを作るには自分の楽器だけでなく、他の楽器との兼ね合いも重要になってきます。特にドラマーとベーシストはリズム隊と呼ばれたりして、密接な関係にあります。ドラムの基本的なことから見ていきましょう。

スネアドラム・バスドラム・ハイハットシンバル

ドラムセットの画像

ドラムの3点セット

ドラマーによっては、もっと種類を増やす場合もありますが、上記ようなスタイルを、一般的なドラムセットだと言っていいでしょう。この中でも早く覚えるべきなのが、ドラムの3点セットなどと呼ばれる、基本的なリズムを作る次の三つです。

バスドラム or ベースドラム or キック

バスドラムはベースドラムや、足でペダルを踏み込んで鳴らすので、キックと呼ばれたりもします。バスドラムを略してバスドラ、ベースドラムを略してベードラ、とも言われます。

スネアドラム or サイドドラム

正式名称はスネアドラムですが、これも略してスネア、と言われる方が多いでしょう。また、サイドドラムと言う場合もあります。裏面にスネア(スナッピー)と呼ばれる、金属製の響線により特徴的な音を出します。

ハイハットシンバル

正しくはハイハットシンバルですが、これも略してハイハットと呼ぶ場合が多いです。バスドラムと同じくペダルがあり、それを踏んでから叩くクローズと、踏まずに叩くオープン、少しだけ踏むハーフオープンがあります。


バスドラムだけが記譜された2小節

バスドラム

バスドラムは上記のような位置に記譜されます。音源でも音は「ドッドッ」と低いのが分かると思います。ドラム譜に関しては、音符の長さは関係なく、四分音符だからと言って、その分鳴り続けることはなく、タイミングの問題だけです。


バスドラムとスネアドラムが記譜された2小節

バスドラム+スネアドラム

今度はスネアドラムが加わり、音は「タン!」と言うような、バスドラムに比べると元気な感じです。ポップスやロックなどのジャンルでは、このように2拍目と4拍目にスネアドラムを入れ、アクセントをつけることが多いです。ドラム譜からもバスドラムが休符の位置で、スネアドラムが鳴っているのを確認できるでしょう。


バスドラムとスネアドラムとハイハットシンバルが記譜された2小節

バスドラム+スネアドラム+ハイハットシンバル

最後はハイハットシンバルが加わり、これがドラムで作るリズムの基本形かと思います。ここでは八分音符で「チキチキ」と鳴っており、見ての通りハイハットの場合は×で表されます。このハイハットはペダルを足で踏んだ、ハイハットクローズで叩いている音です。詳しい説明は後述しています。

ドラム譜は統一されていない譜面

ドラムの譜面を略してドラム譜と言ったりしますが、このドラム譜は完全に統一されていません。なので、譜面を作るドラマーなどにより、少しずつ違ってきたりします。しかし、ドラムの3点である「バスドラム・スネア・ハイハット」は、誰が書いても同じだと思います。

ベースラインはバスドラムに合わせる

ベースラインはバスドラムに合わせると良い、というのが定説で、そうすると力強い音が生まれたり、気持ちの良いリズムを作れたりします。そういう気持ちの良いリズムのことを、ノリがいいとか、グルーヴするなどと表現します。

ベースラインとバスドラムが合わさっている2小節

ベースとバスドラムを譜面で確認

これはある曲のベースどドラムを抽出した2小節で、ベースとバスドラムが鳴っているタイミングに注目してみましょう。1小節目はベースとバスドラムが、全て同じ位置で鳴っているのが分かり、お手本のような合わせ方だと思います。2小節目も2弦5フレット以外は、ベースとバスドラムが、綺麗にリンクしているのが分かります。ドラム譜では特に、バスドラムを意識すると良いでしょう。

バスドラムに縛られすぎない

しかし「必ずしもバスドラムに合わさなければならない」ということではありません。バスドラムに縛られすぎて、面白いベースラインが出来なくなってしまうと残念です。ここぞという時は合わせた方がいいですが「ここは自由に弾こう」「あえて合わさない」という場面があってもいいでしょう。オリジナル曲やセッション曲などで、都合は違ってきますが、ドラマーと話し合うことも必要でしょう。

ハイハットオープンとハイハットクローズ

ハイハットはシンバルが二枚一組で成っており、足元には踏み込む為のペダルがあります。ペダルを踏まないと、シンバル同士は離れたままのハイハットオープンで、譜面のようにで表され「シャ~ン!」と賑やかな音がします。ペダルを踏み込むと、シンバル同士が密着してハイハットクローズとなり、譜面のようにで表され「チッチッ」と短く湿った音がします。ハイハットクローズの記号は全てに付く分けではなく、それ以降をハイハットクローズの状態で叩きます。また、通常はクローズで叩くことが多いので、何も指示がなければ、ハイハットクローズだと思えばいいでしょう。


バスドラムと合わせていないベースライン8小節

バスドラムと合わせないベースラインもある

上記は洋楽から抜粋した8小節です。先ず4小節目までを見ると、4小節目以外はベースとバスドラムが鳴るタイミングが、完全に一致しています。5小節目から少し変化があり、5・6・7小節は終わりで、8分音符のベースが鳴っていますが、バスドラムは鳴っていません。もちろん、こういうベースラインとバスドラムでも問題はなく、ワザと外しにいっているのでしょう。また、バスドラムとスネアドラムを、同時に叩く場合もありますが、この譜面のように、別々に叩かれることが多いかと思います。


フィルイン(オカズ)の説明をした8小節

フィルインはオカズ

同じく洋楽から耳コピして作った、ベースラインとドラム譜です。1小節目に注目してみると1拍目と3拍目、4拍目では2つ目の8分音符で、ベースとバスドラムが同じタイミングで鳴っており、これがこの譜面の基本パターンになっています。4小節目と8小節目では、ベースとドラムのリズムに少し変化があり、これをフィルインと言います。フィルインは場面転換やメロディーの合間に入れる、少し派手目なプレイのことで、曲に盛り上がりや勢いを作れます。こういった小節では、バスドラムのことを深く考えなくてもいいかと思います。フィルインのことをオカズと言ったりもします。

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