演奏テクニック総合練習

演奏テクニックの項目で説明してきた、全ての奏法を使用している分けではありませんが、色んなフィンガリングを織り交ぜながら、ベースラインの練習をしていきましょう。譜面の通りに弾けるようになったら、少しずつアレンジさせながら、好きなように弾くのも良い練習になります。

8ビートのベースライン

8(エイト)ビートは、8分音符が中心となったリズムで、初心者の練習用としても良く利用されます。弾くことがメインの練習ではありますが、繰り返しを意味するリピート記号にも、注目しながら進めていきましょう。

5フレット目は開放弦でも弾けることを説明したベースライン

5フレット目は開放弦に直してもOK

5フレット目は開放弦に直せるので、上記の譜面とは違ったTAB譜面になり、そうすると運指も変わってきます。開放弦を使用した譜面も作成しておいたので、押弦の違いを比べてみましょう。4小節目にあるのがリピート記号で、5小節目へは進まず1小節目へ戻ります。2回目のリピート記号は無効なので、それから5小節目へ進みます。リピート記号は分かっていても、案外見落しやすいです。


シフティングのポイントを説明したベースライン

シフティングのポイント

1小節目から4小節目までは、人差し指が1フレット目に位置する、4フレット3フィンガーで対応しています。5小節目で人差し指は2フレット目にポジション移動しており、このことをシフティングと言います。大きくシフティングする時なら、目でフレットを追いますが、これ位のシフティングであれば、フレットを見ないで押弦できるようにしましょう。この後もシフティングを何度か必要としますが、一度もフレットを見ないで、譜面を見ながら弾くことを目標にしましょう。

テンポが速めのベースライン

テンポ(曲の速さ)次第では、フィンガリングが困難になることもあるでしょう。最初から音源と同じテンポで弾こうとせずに、確実に弾けるテンポから始め、1・2小節単位で繰り返し練習してみましょう。

セーハ(バレーコード)で押弦を説明するベースライン

セーハ(バレーコード)で押弦

2小節目は次の3小節目のことを考え、人差し指のセーハで押弦しています。4小節目の2弦2フレットは、次の押弦のことを考えても、セーハである必要はありませんが、セーハの運指を続けた方が、安定するかと思います。その後も人差し指によるセーハの運指が出てきており、それがベストな運指だと僕は考えます。積極的にセーハの運指を使い慣れてほしいですが、強制ではないので、少しポジション移動が増えますが、二本の指で押弦しても問題ありません。


オクターブ奏法の音価について説明したベースライン

オクターブ奏法の音価

12小節目にタイ記号がありますが、8分音符のみで構成されているので、リズム的には難しく感じることはないでしょう。しかし、4・8小節目に出てくるオクターブ奏法のフレーズで、ポジション移動を焦るあまりに、音価(おんか)が短くなってしまう傾向が多いです。音価とは音の長さのことを意味します。しっかりと8分音符の音価を守れるように、運指押弦に気をつけましょう。

シャッフル(バウンス)のベースライン

跳ねるようなリズムで曲が進行していくことを、シャッフルやバウンスと言ったりします。8分音符がシャッフルする場合もあれば、16分音符がシャッフルする場合もあり、音源を聴けば直ぐに分かるでしょう。

8分音符のシャッフルを説明したベースライン

8分音符のシャッフル

譜面を見て考えるより、まずは音源を聴いた方が、8分音符の跳ねるリズムが分かり易いと思います。8分音符だけでなく、8分休符にも同じようにシャッフルのリズムはかかるので、そこにも気をつけましょう。×はゴーストノートですが、必要ないと感じたら、休符扱いにしてしまってもいいでしょう。8分音符のシャッフルに関しては、シャッフル(8ビート)で詳しく説明しています。


16分音符のシャッフルを説明したベースライン

16分音符のシャッフル

今度は16分音符にシャッフルがかかっているので、これを跳ねるように弾いてやりましょう。1・2・3小節目の2拍目に、16分音符が4つ並んでいるので、これを聴いて覚えるのが分かり易いと思います。やはり16分休符にも、シャッフルによるリズムの変化があるので気をつけましょう。またテンポが遅めなので、先走ってしまわないように、ドラムの音をよく聴きながら弾いていきましょう。詳しい説明はシャッフル(16ビート)でしているので、参考にしてください。

16ビートのベースライン

16(シックスティーン)ビートは、16分音符を中心とするリズムです。音符的には16分音符よりも短いものもありますが、とりあえずは16分音符までを把握しておけば、大抵の音楽ジャンルで困ることはないかと思います。

セーハの押弦からハンマリング・オンがあるベースライン

セーハの押弦からハンマリング・オン

1・3・6小節目にもあるような、人差し指のセーハからのハンマリング・オンが、この譜面でのポイントになってくるでしょう。初心者には難しいフィンガリングですが、効率的な運指かと思われます。しかし、このサイトでも何度か説明していることですが、譜面に指示されている運指が、絶対的なものとは限りません。僕は少し窮屈な運指に感じますが、1小節目なら3弦1フレットを中指、2弦1フレットを人差し指、またはそれの逆、という運指押弦をとる人もいるでしょう。自分が思うフィンガリングを試してみるの、大事なことだと思います。


16分休符がポイントのベースライン

休符も大切なベースラインの要素

8小節目までには、何度か16分休符が登場してきます。16分休符は非常に短い休符ですが、この16分休符を疎かにしてしまうと、ベースラインの雰囲気が、随分と違うものになってしまいます。初心者にとって16分休符は、少しシビアなリズムですが、しっかりと16分休符のリズムを、感じ取れるようにしておきましょう。9小節目からは小節の頭に8分休符があり、16分休符との休符の長さの違いを、把握しておきましょう。休符もベースラインを大きく左右する、とても大切な要素です。

タイ記号が複雑なリズムを作るベースライン

タイ記号が入ってくると、単純なリズムも複雑なリズムに変わってしまいます。音符の長さが読めない人が、譜面と同じように弾くには、音源を聴きながら歌ってみて、歌いながらベースを弾く、というのが一番手っ取り早い方法かもしれません。

4フレット4フィンガーと4フレット3フィンガーで運指するベースライン

4フレット4フィンガーと4フレット3フィンガーの運指

このベースラインは「4フレット4フィンガー」と「4フレット3フィンガー」の両方を使い分け、運指していくといいでしょう。1小節目から4小節目までなら、僕はシフティング(ポジション移動)を利用した、4フレット3フィンガーで対応しています。4フレット4フィンガーで弾けないこともないですが、4フレット目までは一番フレット幅が広い範囲なので、僕のように手の小さい人には少しキツイ運指です。その後はフレット幅に応じて、二種類の運指スタイルを切り替えて弾いています。


シンコペーションが多いベースライン

シンコペーションが多いベースライン

出だしは4拍目の裏拍から入っており、しかもタイ記号で繋がっているので、リズムの取り方に戸惑うかと思います。押弦も大変ですがピッキングもハードで、ツーフィンガ奏法なら、人差し指と中指があべこべになったり、ピック奏法なら弦を捉えられず、空振りしてしまうことも多いでしょう。タイ記号によるシンコペーションが中心の、全体的にとても難しいベースラインですが、これが弾けるようになれば、ベースの初心者卒業レベルかと思います。

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