このカテゴリで説明してきた、全ての演奏テクニックを使用している分けではありませんが、色々なフィンガリングを織り交ぜながら、ベースラインの練習をしていきましょう。譜面の通りに弾けるようになったら、少しずつアレンジさせながら、好きなように弾くのも良い練習になります。

8ビート

開放弦で運指押弦が変わる

①と②は同じベースラインですが、①は開放弦を使わないTAB譜面で、②は開放弦を使っているTAB譜面です。開放弦のアリナシで運指押弦が大きく違ってくるので、これら両方を弾き比べてみましょう。開放弦アリと開放弦ナシが混合した、TAB譜面になっても問題ありません。

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8ビートのベースライン③
8ビートのベースライン③の譜面

ポジション移動を見ない

このベースラインでは数か所、ポジション移動を必要とします。大きなポジション移動なら目はフレットを見ますが、このベースラインで見られる位のポジション移動なら、フレットを見ないで運指できるようになっておきましょう。

ハイテンポ

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ハイテンポのベースライン①
ハイテンポのベースライン①の譜面

セーハやバレーの押弦

指先より下で押弦する事をセーハやバレーと言い、2小節目等で見られる人差し指セーハのアイコンが人差し指でのセーハを表しています。2・3小節目の流れのように、弦違いの同じフレットを押弦する時にセーハは重宝する運指です。もちろん、無理にセーハで押弦する必要はありません。

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ハイテンポのベースライン②
ハイテンポのベースライン②の譜面

オクターブ奏法の音価

難しい運指が4・8小節目で見られる、オクターブ奏法のフレーズです。音価(おんか)とは音の長さを意味しますが、ポジション移動を焦るあまりに、オクターブ奏法では音価が極端に短くなってしまう事が多いです。なるべく8分音符の音価を守れるように気を付けましょう。

シャッフル

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シャッフルのベースライン①(8ビート)
シャッフルのベースライン①(8ビート)の譜面

8分音符を跳ねて弾く

8ビートのシャッフルは8分音符を跳ねて弾く事を意味しますが、先ずは考えるより音源を聴いてみると、どのようなリズムなのか分かると思います。譜面中の×はゴーストノートですが、必要ないと感じたら休符扱いにしても構いません。

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シャッフルのベースライン②(16ビート)
シャッフルのベースライン②(16ビート)の譜面

16分音符を跳ねて弾く

今度は16ビートのシャッフルなので、16分音符を跳ねるように弾いてやります。これも先ず音源を聴く事から始めると良いですが、16分音符のシャッフルは8分音符のシャッフルより、少し分り辛いかもしれません。またスローテンポなので、リズムが走ってしまわないようにも気を付けましょう。

16ビート

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16ビートのベースライン①
16ビートのベースライン①の譜面

セーハからハンマリング

譜面に見られる人差し指セーハのアイコンは指先より下で押弦するセーハを意味しますが、1・3・6小節目はセーハからハンマリングという運指です。初心者には難しい運指ですが、結局はこれが最も効率的な運指だと思うので、先ずは譜面通りの運指で練習してみましょう。

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16ビートのベースライン②
16ビートのベースライン②の譜面

16分休符がポイント

所々に16分休符が登場しており、それが大きなポイントになっています。初心者にとって16分休符は少しシビアなリズムですが、音源をよく聴いて16分休符を把握できるようにしておきましょう。16分休符に限らずですが、休符もベースラインを大きく左右する大事な要素です。

タイ記号

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タイ記号のベースライン①
タイ記号のベースライン①の譜面

運指スタイルを変える

1~4小節目まではポジション移動を利用した、4フレット3フィンガーの運指で記しています。5小節目からは4フレット4フィンガーも利用し、2種類の運指を切り替えて弾いています。必ずそうする事もありませんが、フレット幅に応じて運指スタイルを使い分ける、というのも良いでしょう。

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タイ記号のベースライン②
タイ記号のベースライン②の譜面

難しいベースライン

全体的に小節間がタイ記号で繋がっており、リズムを取るのに苦労します。更には押弦もピッキングもハードで、指弾きなら人差し指と中指がになったり、ピック弾きなら空振りしてしまう事も多いです。このサイトで紹介している、最も難しいベースラインかもしれません。

ベースラインの練習

別カテゴリのベースラインの練習でも、ジャンル毎に分けたベースラインを紹介しています。

記事終了
このページのまとめ
  • 開放弦の有無で運指押弦は変わる。
  • 手の大きさでも運指押弦は変わる。
  • 譜面の通り弾けたらアレンジするのも良い。