カッティング奏法というと難しく感じてしまいますが、簡単には鳴っている音を止めて再び鳴らす、という事の繰り返しだと思ってください。そのカッティング奏法にもちょっとしたポイントがあるので、基本的なフィンガリングから見ていきましょう。

カッティング奏法の基本

  • 弦をフレットに押さえ込んでいる
    弦をフレットに押さえ込んでいる画像
  • 弦をフレットから離している
    弦をフレットから離している画像

指は弦から離さない

①は弦をフレットに押さえ込んでおり、これでピッキングすれば音が出ます。音を止めるには②のように、弦をフレットから浮かしてやれば良いですが、この時に指は弦から離さないようにするのがポイントです。弦から指を離してしまうと、余韻の音が出てしまうかもしれないからです。

他の指も使いカッティング

上記の画像は4弦3フレットを小指でカッティングしていますが、残りの薬指・中指・人差し指も使いカッティングしてやると、より綺麗に音を止められて効果的です。

休符で音を止める
休符で音を止める2小節

ピッキングの手も使う

休符ので音を止めるわけですが、この時にピッキングしている手の方も使えれば更に良いです。指弾きなら指を弦に触れさせ、ピック弾きならチョップ部分を弦に触れさせカッティングといった具合です。このように左右両手を同時に使えれば、カッティング奏法の効果もより高まります。

カッティング奏法の練習

大きな譜面を開く
1拍3連符の中抜きベースライ
1拍3連符の中抜きベースライン8小節

開放弦のカッティング

このようにタッタタッタと刻むベースラインでは、2・3・7・8小節目にも見られるように、開放弦をカッティングするのが意外と難しいです。先程も説明したように、左右両手を上手に使う事が上手なカッティング奏法に繋がるでしょう。

大きな譜面を開く
16ビートのベースライン
16ビートのベースライン8小節

繊細なカッティングが必要

16分音符が中心の曲を16ビートと言い、16ビートではカッティングが必須スキルです。ここでは16分音符と16分休符が交互に出てくる小節がありますが、より繊細なカッティングスキルが必要になります。何よりも全体的に複雑なリズムなので、先ずは音源を聴いてみる事から始めましょう。

記事終了
このページのまとめ
  • カッティング奏法は音を鳴らし止めの繰り返し。
  • 音を止める時は指まで弦から離さない。
  • カッティング奏法は左右両手を使えるとベター。